Mohsペーストの件で当HPにご訪問して下さる方が多いことに感謝申し上げます。

活動ログ2009年12月の記事で、まず、「その作用機序は主成分塩化亜鉛の亜鉛イオンによるたんぱく質への結合による沈殿である。」という点で、ふと思ったことがあります。

ご存知のとおり、微量の亜鉛は、Zn2+ としてタンパクと強固な結合を作り、その働きは、タンパク の構造の維持、酵素活性の制御などが重要です。もちろん、大量の亜鉛は細胞を死に至らしめることは確実です。だからこそ、基材の工夫等で癌細胞に「選択的」に取り込まれるようにしなければなりません。 一方、悪性腫瘍では経過中にしばしば高カルシウム血症を合併し,時にはこの高カルシウム血症が直接死因となることさえあることは周知の事実です。(多くの場合癌になると内分泌機能が乗っ取られ、副甲状腺からPTHrPというホルモンが産出される結果Caイオン濃度を高める。)すなわち、癌細胞自身が大量のカルシウムを必要としている。そういえば石灰化という現象もCaイオン無くして語れない。癌細胞がカルシウムイオンを取り込んでいるとすれば、癌細胞近隣の高濃度のCaイオンと、MohsペーストのZnCl2との反応が起こり、かつ、その過程が発熱的な為、癌細胞によりダメージを与えることが想像できます。つまりCaは亜鉛より遥かにイオン化傾向が高い(Clとの電気陰性度差がより大きい)ので、ZnCl2のZnは容易に追い出されて、結果的に亜鉛イオンとなって癌細胞のタンパク質に吸着凝集する。もちろんCaイオンが無くてもZnCl2の効果はありますが。 あと、ある文献で、「新たな研究から、カルシウムイオン(Ca2+)の(癌細胞の)ミトコンドリアへの移動を遮断すると、がん細胞に対して有害に働き、マウスにおいては腫瘍の増殖を阻害することが明らかになった。」という研究発表も目にした。腫瘍細胞が増殖するに当たりCaイオンを必要とするということなのです。そして、ZnCl2の存在は、Ca2+の(癌細胞の)ミトコンドリアへの移動を阻んでいるとも言えるのではないかと考えます。


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

  • Mohsペーストのより安全な使用方法について情報を提供いたします
    才津 恵 (04/08)
  • Mohsペーストのより安全な使用方法について情報を提供いたします
    高橋みえこ (01/24)
  • Mohsペーストのより安全な使用方法について情報を提供いたします
    山田 恵子 (01/07)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM