医療用保湿剤の美容目的使用

産経ニュースからの引用です。
アトピー性皮膚炎などの治療に使う医療用保湿剤の美容目的使用が横行していることが、関係者への取材で分かった。「高額な美容クリームより効果がある」と女性間に広がり、化粧品を購入する感覚で病院を訪れ、乾燥肌などと訴えて処方を受けるケースが後を絶たないという。

「究極のアンチエイジングクリーム」「高級な美容液より高い美肌効果」「安い上に効果抜群」などとインターネットで多く紹介され問題となっているのは、保湿剤「ヒルドイド」だ。アトピーなどに伴う皮膚の乾燥、やけどなどの傷痕の治療に使われる。

 医師の処方箋が必要ゆえに、実質負担は少なく、「数万円する高級な美容クリームより安い」のは事実だ。

 子供の医療費が無料の自治体であれば、子供を受診させて自己負担なしで処方を受けているのではないかという疑念もあるという。

私からの所感ですが、保険は適切に運用して頂きたいことと、誤解を恐れずに言えば、高級化粧品というものがそれほどのものでもない、ということですね。さりとて、医薬品だからすごいというのも短絡的すぎですが、確かにヒルドイドの主成分ヘパリン類似物質の持つ血行促進と保湿効果の効果は客観的に認められたものです。
 更に、ここからはマニアックな話になりますが、ヒルドイドクリームには乳化の仕方により、水分が多いタイプ(油を水が覆っている粒子の集まり)と油分の多いヒルドイドソフト(写真)(油の中に水の粒子の集まり)があり、自分が昔研究のために20〜50代の女性数十人にアンケートした結果は、夏場では水分の多いタイプが使用感が良く、冬場では油分が多いヒルドイドソフトが良いと、3分の2以上の方が答え、低温乾燥時にはこの方がより保湿力も高まると考えられます。この油分の多いタイプと同じ構造の化粧品は非常にレアで、「ゆかいなびじん」以外で汎用されているものは私の知る限りではほとんどありません。何だお前は自分の商品を宣伝したいのかとお叱りを受けるかもしれませんが、一般大衆薬であれ医薬部外品であれ化粧品であれ、クリームは所詮水と油の練り物で五〇歩百歩です。ご自分の肌の状態に合ったものをしっかりと見つけて頂きたいことと、メーカーの側は品質の追求と廉価で使用しやすいものを開発する努力をすることが大事だと思います。他方ヒルドイドのような医療用医薬品は保険診療すなわち公的保険料で賄われますので、医師による診断の結果、治療として使用していただくことをお願い申し上げます。


 


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