口腔ケアと嚥下障害についての講演会を開催いたしました

 

テーマは「要介護高齢者の摂食・嚥下障害へ の アプローチ ―その実践
例について―」

で講師は地元長狭高等学校卒で北海道大学歯学部卒で、現在国立保健医療科
学院 生涯健康研究部上席主任研究官, 歯科医師・歯学博士の守屋信吾
先生が講演いたしました。座長は亀田メディカルセンター歯科診療部長の
大越林太郎先生が務められました。とても実践的でわかりやすい内容で
活発な質疑

 講演の内容は以下の通りです。

高齢者では、口から食べることは大きな楽しみの一つであり、家族や介護者にとっても、その喜ぶ姿をいつまでも大切にしたいところでもあります。一方で、要介護高齢者では、嚥下機能の低下により、経口摂取にあたり誤嚥やそれによる誤嚥性肺炎、あるいは窒素のリスクも生じます。口腔衛生状態が損なわれていると口腔内や咽頭の細菌数が増え、誤嚥性肺炎を発症させることにもつながります。したがって、要介護高齢者においては、口腔ケアや摂食・嚥下障害への取り組みは、高齢者のQOLを維持・向上させるために重要な役割を果たすことになります。

私は、これまで特別養護老人ホームにて、栄養サポートチームのメンバーの一員として、医師、看護師、管理栄養士、介護職員等と協力し、口腔ケアや摂食・嚥下障害へのチームアプローチに参加してきました。その実践・経験の中で、(1)口腔健康管理の意義、(2)摂食・嚥下機能の医学的安全性の確立、(3)高齢者の終末期の医療とケアの在り方、などが重要な課題として挙げられました。

要介護高齢者の医療とケアの現場では、様々な職種の方が口腔ケアにかかわることも多く、皆さん熱心に取り組んでいただいています。ここでは、最近の研究知見も含め口腔健康管理の意義を解説いたします。

経口摂取は、理想的な栄養摂取法ですが、誤嚥や窒息に対する医学的安全性が確立されていることが大前提で、このためには、医学的に正しい診断を嚥下造影検査(VF)などで行うことが必要不可欠です。また、むせなどの症状を呈することもあり、経口摂取に対し不安を感じることもあると思います。このような状況への対応法について、医学的安全性を確立してアプローチした症例も示しながら解説いたします。

終末期に、何らかの理由で、経口摂取が不可能になった場合には、どうしたらよいのかとの疑問が生じます。胃瘻などからの人口的水分栄養補給法の適応はどう考えたらよいのか、判断に苦慮することもあります。最近では医学だけではなく、生命倫理の観点からも議論されるようになってきました。この点も踏まえ、終末期の医療とケアの在り方について考えてみたいと思います。


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