創傷治癒学会に参加いたしました。

 第38回創傷治癒学会(会長石井壽晴東邦大学病理学教授、於大崎、立正大学石橋湛山記念講堂)に参加し、発表させていただきました。細胞外マトリックスとマトリックスメタロプロテナーゼやサイトカインと増殖因子、血管新生因子の連関などを中心とした基礎的な病理学的に深い内容の発表が多く、かつ、臨床に応用できる有意義な内容が多いと、素人ながら感じました。

そのような中、「ヨウ素のタンパク質に対する反応性」という究極に基礎的ですが、盲点の部分の発表をさせて頂きました(抄録・講義スライドは資料集をご参照下さい)。座長の真田弘美先生からは「研究の背景は?」と(つまり、何でこんな突拍子もないことを研究したのか、という感じで)尋ねられましたが、「既存殺菌外用剤が中々治癒に結びつかないのは、創を乾燥させるためであり、保湿性の高い外用剤を院内製剤しているうちに、それ以上の違いに気付き、原因を深く研究するようになった」とだけ答えましたが、付け加えれば、第一にラップ療法支持者の中には殺菌外用剤も一切ダメだし、細菌を殺せないのに生体タンパク質を破壊するので意味がないということを文字通り信じている人がいる(そう言った先生は実は誇張の意味を込めて言ったのであって、ヨウ素がすべてのタンパク質を破壊すると思っているはずはない)ことも問題に感じていることと、第二に、未知の分野である、物理化学と生理学・医学の共通項を将来にわたって見出していくことが、人類のためではないかと僭越ながら感じているからです。すなわち、物理化学的な反応性と生理学的活性というものが実は同じことを言っているのだから、生体内のタンパク質や医薬品との関係を分子論的な機構で量子化学的に誰か先見の目のある優秀な人によって研究されなければならないと感じているからです。このテーマに限れば外用剤という直接的で極めてシンプルな化学反応で起きる現象なので、自分のような人間でも探究してみようと考えました。尚今回の発表では、千葉科学大学薬学部免疫微生物学教室准教授岡本能弘先生に共同研究して頂き、共同演者となっていただきました。心より御礼申し上げます。


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